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導電性ダイヤモンド

導電性ダイヤモンドは電気化学の可能性を広げる

人を魅了してやまないダイヤモンド。その魅力は美しさだけでなく、高い硬度や屈折率、熱伝導性など多用で特異な性質を活かし製造分野でも利用されています。
ダイヤモンドは炭素で構成されており、炭素原子を含んだガスからダイヤモンドを合成することが可能になりました。合成ダイヤモンドは、コスト面での優位性や用途に合わせた特性を付与できるなど、ダイヤモンドの利用用途を広げました。
さらに、本来優秀な絶縁体であるダイヤモンドにボロンをドープすることで「電気を通す」ことが可能となり、ダイヤモンドを電極として使用できる技術が確立されました。
DIAMは導電性ダイヤモンドのスペシャリストです。
導電性ダイヤモンド

導電性ダイヤモンドの特徴、優位性

ダイヤモンド電極のCV
広い電位窓

通常電気分解しにくい物質の酸化や還元反応が優先でき、従来方法では困難であった物質の分解・合成が可能です。

そのため、水を直接電気分解することでオゾンを発生させることができたり、廃液のBODやCODといった水質汚染の指数を低減することが可能です。
物理的・化学的な 安定

高硬度・高耐食性物質であり汚れが激しい環境や、強酸・強アルカリ・有機溶媒中であっても長期間安定して使用可能です。

そのため、硫酸などの強酸においても電極として利用することができたり、これまでレア金属などを用いていた電解処理用電極の寿命を飛躍的に伸ばすことが可能です。
小さなバックグラウンド電流

シグナル/ノイズ比が大きいため電気化学分析 における高感度センサとして使用が可能です。

そのため、量子センサと呼ばれる、超高感度の磁気センサや電界センサを作ることができます。この量子センサは常温・常圧・大気中を含めた様々な環境下で機能させることが可能です。

DIAM の強み

スペック表
大面積ダイヤモンドの量産を可能にする安定した成膜技術

機械・電気・真空分野のスペシャリスト株式会社MPSとの10年以上に及ぶ事業連携によって、DIAMは制御技術を蓄積。「熱フィラメント法」を用いて、基板の過熱状態や導入するガスの状態の変化といった複雑な変動要素を制御する、極めて高度な技術を確立しました。
厚く均一な膜厚による耐久性

DIAMは、均一な膜厚や膜質、基板材料に応じた前処理や成膜条件で、成膜の密着性向上を図り、電解処理などの消耗が激しい環境にも適した高品質・高耐久の製品を提供しています。
高い導電性と用途に応じた導電性の付与

ダイヤモンド電極は、一般的な金属電極とは異なりボロンドープ量や成膜条件の制御により、用途に応じた導電率の電極を選択することが可能です。 DIAMは長年の実績より導き出した成膜プロセスで適切な導電率を付与します。

SOLUTION

応用分野

その特異な特性を活かし、期待されるなどその応用分野は広く、製造分野でのダイヤモンドのニーズは急速的に増大すると考えられます。
・成分分解による各種溶液・廃液の処理

・オゾン水や電解硫酸の生成など製造プロセスの代替技術

・廃棄物を伴わないグリーンテクノロジーの実現

・高感度な電気化学センサとして医療への応用

・有機電解成による創薬

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Chemistry of Diamond

ダイヤモンドのパンフレットです。

受託成膜・標準電極・電解セル(電解合成/オゾン水生成)

弊社製品・サービスの案内カタログです。

電解硫酸によるCFRPリサイクル

ダイヤモンド電極を用いた電解硫酸技術によるCFRPリサイクルについての資料です。
Diam Contact