2023.06.10
ダイヤモンドの特異的性質：熱伝導率─YouTubeに動画を投稿しました。
上動画を本日公開いたしました。
今回はダイヤモンドの熱伝導性について紹介いたします。
熱伝導とは、物質固有の熱の伝わりやすさのことで、熱伝導率（W/m·K）で表します。
| 材料 | 熱伝導率 [W/m·K] |
|---|---|
| ダイヤモンド（C） | 1000 - 2000 |
| 銅（Cu）（0℃） | 403 |
| アルミニウム（Al）（0℃） | 236 |
| 炭素（人造黒鉛・カーボン）（C） | 100 - 250 |
| ステンレス鋼 | 16.7 - 20.9 |
| チタン（Ti） | 17 |
| 石英ガラス（0℃） | 1.4 |
| ポリエチレン | 0.41 |
| 発泡スチロール | 0.03 |
| 空気 | 0.0241 |
一般的にはガス、液体、プラスチック類などは熱伝導率が低いことから断熱用途に、
金属類は熱伝導率が高いことから調理器具や電気製品の放熱板、などの形でその性質を利用しています。
ダイヤモンドは非常に熱伝導率が高い物質です。
この性質から、ヒートシンクなど各種冷却用途への利用が期待されています。
DIAMでは、各種抵抗や用途に応じたダイヤモンドの成膜を行っております。
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