2025.07.22
各種電極による脱色スピードの違い─YouTubeに動画を投稿しました。
動画_各種電極による脱色スピードの違い
各種電極による脱色スピードの違い
上記動画を公開いたしました。
ダイヤモンド電極は、他の電極では分解できない物質を電気分解することができます。
動画はその事例です。
ダイヤモンド電極は従来電極用途として使用されていた白金やグラファイトよりも広い電位窓を持ちます。そのため、ダイヤモンド電極を用いて電気分解を行うと、従来電極では生成が困難であったオゾンやOHラジカルといった強力な酸化剤を生成できるため、染色液の脱色や有機物の分解が可能となります。
また、ダイヤモンド電極は他の電極よりも非常に耐久性が高いため、他の電極では出来ない強酸性・強アルカリ性溶液中での電解も可能になります。

また、ダイヤモンド電極は生成条件により、オゾンの生成に有意なダイヤモンド電極や、OHラジカルの生成に有意なダイヤモンド電極といった特性を変化させることも可能なため、利用用途に合わせた電極の製作が可能です。
動画では、ダイヤモンド電極2種類と白金電極、グラファイト電極の脱色能力の違いを比較するため、メチレンブルー溶液の脱色試験を行いました。反応速度は電流値に依存するため、電流値を0.5A一定にして6分間電解を行い、電解後の溶液の可視光領域での透過率を比較しました。

ダイヤモンド電極は白金電極やグラファイト電極よりも脱色能力が強く、またダイヤモンドの生成条件の違いにより脱色能力が異なることが分かりました。
DIAMでは、各種抵抗や用途に応じたダイヤモンドの成膜を行っております。
試作から量産、成膜関連機器の販売まで承っておりますので、是非ご相談下さい。
